エスプリングソーシャルキャピタル人事コラム「Hot e Spring」は、人事職に関わらず、様々な職種の方が見ても役立つ人の成長に関する情報をお届けするコラムです。
そういった想いから、タイトルを「Hot e Spring(ほっと+エスプリング)」といたしました。
専門的・学術的な知見に基づいたものから、個人的な話を通じて教訓を得るようなものまで、 様々なお話を取り揃えております。

ライフキャリアレインボー(時間が足りない!と感じる方へ)

「時間が足りない!」「1日が30時間だったらいいのに・・」「やることが多すぎてまわらない」
そう思うことは誰でもあると思います。

思い起こせば私もいつも、そう思っているように感じます。
学生時代は、部活に明け暮れ、友達と遊び、試験勉強に集中し・・
社会人になってからも、寝る間も惜しんで仕事に集中していた時期、新たに学びたい勉強と仕事を両立していた時期、そして、あっという間に3児の母となり家庭と仕事の両立をしている現在。

もちろん今もバタバタの生活を送っていますが、そんな私がいつも「ヒント」にしているのが、社会人5年目に「キャリアカウンセラー」資格取得で知った「ライフキャリアレインボー」です。

ドナルド・E・スーパーは「キャリア」を、人生のある年齢や場面の様々な役割の組み合わせであると定義し、この概念をレインボー(虹)に例え、8つの役割を説明しています。

人生における役割は、様々な「場面」、つまり、家庭・学校・職場・地域社会などで演じられるものであるとし、個人はこの役割をいかようにも組み合わせることができるとしています。

学生時代は、①息子・娘、②学生、⑦余暇を楽しむ人、の役割がほとんどだったけど、社会人になると、③職業人が加わり、その役割の比重がかなり大きくなったり、そこでもっと勉強したいことに出会い、②学生(学ぶ人)の役割を付け加えたり。
結婚すると、⑤ホームメーカーの役割が出てきたり、子供を産むと、⑥親の役割の比重が当然増えてくる。
当たり前と言えば当たり前のことですが、この理論を知った時、とても納得し、自分自身の役割を調整していくことの大事さに気づきました。

ではこの理論をどのように活用できるか?
例えば、私が今でもよくやっているのが、現在の①から⑧の役割の比重を数値化させ、本当はこうありたい役割の理想比重を数値化させ、その2つを比べてギャップを見える化することです。

そしてこのギャップをうめるためにどうすれば良いかを考えてみます。

今の私でいうと・・・↓

●息子・娘としての役割は減っているけど、もっと大事にしたい。親と一緒に過ごす時間を作っていきたい。(①)
●社会人としてまだまだ学びたいことはあるから、学生としての役割を少しでも増やしたい。(②)
●配偶者としての役割も昔のようにもう少し増やしたい。(④)
●子供がまだ小さく3人もいるんだから、子供との時間をもっと増やして大切に育てたい。(⑥)
●そのためには、ホームメーカーの割合を減らせないだろうか・・・配偶者と協力できないか。(⑤)
●仕事は現状でも満足できる働き方をできていないが、今の時期は調整して時間を減らすしかない。質で勝負できるように短い時間でも集中して頑張ろう!(③)
●自分の時間は少ないけれど、今は時間を見つけてたまにリフレッシュできているから今くらいで頑張ろう(⑦)

今ここでは、自分の現状と理想のみで書いています。
しかし、その中にはお金や人などでの制限が出てくることも大いにあり、そこも考えていかなければ成り立たないのですが、まずはそのギャップを見える化するだけでもスッキリします。

あとは、上記8つの役割について、自分が10年後どうありたいかを考え、それぞれの役割についてしっかり記述していく方法も有益です。
自分がどうありたいかを役割ごとに明確化することで「キャリア」を考えることができますし、そのために今やるべきことはなんなのか、を考えるきっかけにもなります。

1日24時間、みんな同じ条件の中で、どの役割を選択していくか。
人生における役割は、自分で自由に組み合わせることが出来ます。
その中で自分らしさを見出しながら、自己実現をしようとする、これこそがまさに「キャリア」ですね。
この様々な役割をうまく果たすことができ、本人が満足できる場合に、その人の「キャリア」は成功していると言えると思います。

「ライフ・キャリア・バランス」をとりながら、自分らしく成長していきたいですね!
そのきっかけに「ライフキャリアレインボー」を考えてみてはいかがでしょうか。

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