エスプリングソーシャルキャピタル人事コラム「Hot e Spring」は、人事職に関わらず、様々な職種の方が見ても役立つ人の成長に関する情報をお届けするコラムです。
そういった想いから、タイトルを「Hot e Spring(ほっと+エスプリング)」といたしました。
専門的・学術的な知見に基づいたものから、個人的な話を通じて教訓を得るようなものまで、 様々なお話を取り揃えております。

時にはアナログに(色々なものに「依存」しがちな方へ)

インターネットや携帯電話が世の中に普及して約20年が経過。
私たちの生活スタイルや仕事の仕方も大きく変わり、便利な世の中になりました。

そのような環境の中、皆さんも次のようなことを、一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

・携帯やスマホを忘れて家を出ると落ち着かなくなる。
・電池(バッテリー)が少なくなってくると不安になる。
・ネットが繋がらない環境に行くとそこはかとない疎外感を感じる。

これらのことは、私たちにとってインターネットが身近な存在であるが故に感じる経験です。
そして、良くも悪くも気づかずに、インターネットやパソコン中心の生活になっていることの現れです。

・分からないことがあってもインターネットで検索をすればすぐに答えが出てくる。
・他者とのコミュニケーションの手段がメールやSNSになってきている。
・文字を「書く」という行為から、文字を「打つ」という行為にシフトしてきている。
・文字を打てば、漢字変換が容易に出来たり、次に打とうとする文字が予測変換される。
・電車に乗っている時や歩いている時にも、携帯やスマホの画面に向き合っている。

これら一つ一つは本当に素晴らしい機能ですが、その「付き合い方」について考えさせられることがあります。

自分で考えてアウトプットすることを、外部(インターネットやパソコン)に依存しすぎると、そもそもで自分自身が考えなくなってしまう、もしくは考える力が弱まってしまうのではないかと思うからです。

例えばそれが仕事に現れると、自分から動かずに、ひたすら指示待ちの状態になってしまったり、自分の意見や考えを持たないまま「どうしたらいいでしょうか?」と相手に判断を委ねてしまったり、指示を受けても、具体的な進め方までキチンと説明をしてもらわないと動くことができなかったり、といったことが起きます。

つまり「自ら考えること」を放棄してしまい、全てを相手に依存してしまうという状況になってしまいます。
また、これらの反応が、無意識の中で起きてしまっているという部分も、非常に怖いものがあります。

そうならないようにするためにも、日々「自分の頭で考える」という「クセ」を付けることが大切。
その方法はいろいろあるかとは思いますが、例えばたまには「アナログ的」な生活をしてみることも一つかなと思います。

・携帯を持たずに街に出て見たり、友人と待ち合わせをしたりしてみる。
・インターネットを使わないで何かを調べてみる。
・普段メールやSNSでしかやり取りしていない人と、直接の対話をする機会を増やしてみる。
・メモをとってみる、手書きで文章を書いてみる。
・電車に乗って外を眺めてみたり、周囲の景色を見ながら歩いてみる。

そんなことを敢えてやってみると、実はものすごく頭を使ったり、深く考えたり、普段では気づかないような新たなことに、気づいたりすることも多いのではないでしょうか。

最近、子供をキャンプに連れて行く親が増えていると聞きます。
これは親が子供に、『考える力』を身に着けさせたいと思っている証拠かもしれませんね。
斧で薪を割り、火おこしをして、飯ごうでお米を炊いてカレーを作る、そして自分たちでテントを張って寝袋に入って寝る…。

こういう経験を通じて、子供たちも自然の雄大さや、エネルギーや資源の大事さ、チームワークなどに気づき、自分たちが普段どれだけ恵まれた環境で過ごしているかを感じられると思います。

最近、私も時々ではありますが、意識的に「アナログ人間」になるように心がけています。
インターネットを一日やらないで過ごす日をつくってみたり、休日などでの外出時にスマホを持たないで出掛けてみたり。

確かに不便だなあと感じることもありますが、その一方で何か新鮮な気持ちになったり、情報を集めるために色々と考えたり、試行錯誤している自分がいることに気付きます。
思えば20年位前はそれが当たり前だったのですが(笑)
過去のある瞬間からそうなったのではなく、いつの間にかそうなっていくのですね…怖いです。

いわゆる「アナログ」と「デジタル」の良さをそれぞれ理解し、活用していくことの大切さは、私たちの会社の行動指針にもある「品質」と「効率」、「情熱」と「論理」の両立にも繋がる部分があります。

時には敢えて「アナログ」に過ごすことで、「考えること」の価値を感じるのも大切なことではないでしょうか。

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